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トヨタ新型クラウンが間もなくフルモデルチェンジ

トヨタのクラウンが220系へまもなくフルモデルチェンジ

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1990年代前半までは車と言えばセダンといわれるくらいセダンが国内販売の主力でしたが、2000年以降は販売台数は減少しています。セダンの商品開発が大きく海外指向になっていることが要因と言えるでしょう。セダンのボディサイズは広がり日本人の好む形からは離れていきました。

国内メーカーは軽自動車、ミニバン、コンパクトカーのみが日本市場で売れると踏み、セダンなどの海外市場での販売が好調に推移したため日本での売り上げは減少していきました。
ただし例外がありトヨタのクラウンはセダンの中で販売価格は450万円~650万円に達します。
高級セダンにかかわらず2017年に登録されたクラウンの数は毎月平均2,400台以上登録されています。
この数字は日産スカイラインの10倍にもなり、ミニバンのアルファードにも近い数字です。
セダンとして販売台数は顕著であると言えるでしょう。

クラウンは1955年に発売され国内乗用車の最初のモデルとして発売されて以来、ロングセラーモデルであり、海外でも販売されていますが国内市場を念頭に置いて開発されています。
よってクラウンの全幅はまだ1,800mmを超えておらず、伝統的なセダンの中ではスリムな方です。
内装も日本人の贅沢な気分になれることを意識してデザインされており、足回りも日本に合わせて心地よい雰囲気を演出しています。トヨタディーラーではクラウンは伝統的なメインステイモデルなので、購入後のサービスを含め丁寧なサポート体制があります。
これからはセダンは人気がなく高価な車は売れないと言われてもクラウンだけは特別視しているような感じです。


クラウンは2018年6月下旬のフルモデルチェンジで15世代に変更する予定です。
新しいタイプのクラウンは2017年に開催された東京モーターショー2017でプロトタイプが公開されました。
トヨタディーラーでは2018年4月からクラウンの概要を明らかにしていてまた2018年5月16日からはメーカーへの予約注文も開始しています。


新しいクラウンの外観はほぼ東京モーターショーのもの

新しいクラウンの外観は2017年東京モーターショーで発表されたものと同じになります。
現在のモデルでもクラウンはフロントグリルが特徴的ですが、新しいクラウンでもグリルがさらに強調された印象になります。
新しいクラウンでは豪華なロイヤルサルーン、スポーティなアスリート、ロングボディとシニアグレードのマジェスタが廃止されました。
またマジェスタはロングボディでしたが、新しいクラウンでは廃止され統合されています。

新しいクラウンのサイズは全長が4,910mm、全幅が1,800mm、全高が1,455mmで、ホイールベースは2,920 mmになります。
クラウンの全長はアスリートとロイヤルでは4,895mm、マジェスタでは4,970mmでホイールベースはアスリートとロイヤルで2,850mm、マジェスタで2,925 mmで、総幅は1,800mmであり全高はあまり変わっていません。

新しいクラウンの外観はこのボディサイズの変更で引き締まった印象となっています。
またリアウィンドウとサイドウィンドウが6ライトスタイルに分割されていることも特徴で5ドアクーペに似たスタイルを示しています。

新しいクラウンはプラットフォームで大きく変更がされLexusのLSとLCと共有しています。
これまでトヨタ車のプラットフォームを使用してレクサス車を開発しましたがレクサスのプラットフォームからトヨタへの移行はまれであり、トヨタがクラウンに力を入れていることが推測されます。


新しいクラウンは3種類のエンジン

新しいクラウンのエンジンは2リッター直列4気筒ターボ、2.5リッター直列4気筒ハイブリッド、3.5リッターV6気筒ハイブリッドの3種類が用意されています。

その中で2リッター直列4気筒ターボは、現在のクラウンに取り付けられている8AR-FTSタイプのものです。
最大出力は245馬力で最大トルクは35.7kg-mですが10馬力ほど強化されていますが大きな変化とは言えないでしょう。

2.5リッター直列4気筒ハイブリッドはカムリから移植した新しいA25A-FXSです。
パワー性能自体は従来のものに匹敵しますが、最大熱効率は41%と改善し燃費性能を向上が見込まれています。

そして最も興味深いのは3.5リッターV型6気筒ハイブリッドです。
8GR-FXSのレクサスLSとLCと同じ新しいタイプのエンジンを搭載しており性能の高さがうかがえます。
Lexus LSの最大出力が359psに達し新しいクラウンでも同じ性能を発揮するようです。
高出力性能のためにギア比にも工夫が凝らされていて性能に期待することができます。

新型クラウンのモデルチェンジ

新型クラウンのフルモデルチェンジ

トヨタフラグシップセダン・クラウンがフルモデルチェンジによって、クーペ風のスタイルになる見込みだ。どこから見てもクラウンらしい高級感が伝わって来て、搭載エンジンもすごい出力のハイブリッドエンジンになる。

東京モーターショーで公開された新型クラウン220系コンセプト

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