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100%電気自動車のe-NV200の課題と電源供給源としての利用価値

日産自動車のプレスリリースを見ていたら「100%電気自動車」という文字列とともにe-NV200の車種が紹介されていた。

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「e-NV200」は最大1500Wの電力供給が行える商用自動車で日産ではさまざまな商用での活用事例とともにこの車種が紹介されていた。

災害時の電源確保や夜間工事での電源供給、またはCO2削減で企業としての社会的価値を満たす目的に利用されたりなどさまざまだ。

ただ、「商用利用」と「100%電気自動車」で気になってくるのは、充電でどのくらい持つのだろうか?という疑問だろう。
最近では電力供給ができるスポットがいろんな場所にできてきているが、ガソリンスタンドに比べまだまだ電源を供給できる箇所が少ない。
100%電気自動車の不安は移動先で電力不足になりガス欠を起こしてしまうことだろう。
そしてこれが商用利用で電気の供給源としても活用を想定しているのならなおさらだ。

よってちょっと気になってしまったのでe-NV200を軽く調べてみようと思う。

e-NV200はフル充電でどのくらい走るのか?

日産自動車のホームページを見ると大容量40kWhバッテリーと航続距離は300km(JC08モード)と記載されている。
300kmと言えば結構な距離ではあるが片道3時間の道のりだと走行するだけで往復となってしまう。
少し遠くに出かけるとなると充電スポットを気にしなければならない程度の容量だ。
また積載量にも注意したい。
おそらく航続距離として記載されている300㎞は一人で運転し何も荷物を積んでいない状態と考えている。
ミニバンタイプの車種なので利用目的から考えれば荷物を積まなかったり人を運ばない前提の利用は想定しにくい。

そうなるとやはり100%電気自動車では買う側としてはまだまだ簡単に手が出る商品とはいいがたい。

e-NV200は電源の供給源として利用したらどのくらい使えるのか?

日産自動車のホームページには1000Wで15時間の利用が目安と記述されている。
ただしこれは電源として活用した場合の想定であって、車の移動分の電気のことは考えていないと思う。
となると近隣での利用を想定し移動分の電気を1時間の走行分と考えると、実際に使えるのは10時間くらいが目安だろう。
ただ1000Wで10時間も使えれば結構な電源供給源として期待できる。
蓄電池としての利用を想定するのであれば十分な性能と言えるだろう。

100%電気自動車が主流になるかはEV充電ステーション次第

世界的な流れはEVへの移行だが日本はEV界隈で世界から見れば移行に遅れを取っていると考える。
インドなんかは2030年までに完全EV化にすると宣言してしまうほどだ。ただし可能かどうかは定かではないが。
日本にいるからなのか私なんかはEVよりもハイブリッドやディーゼルハイブリッドに期待してしまっているのでEV化に賛同していないユーザーは結構いるのではないかと推測している。

 

日産・NV200バネットバンの4WD車は、2018年の1月に、日本国内で一斉に発売される。この車のスペックは4WDを始め、ドライブシーンやビジネスシーンでも活躍し、雪道の走行に役立てたい機能が搭載されている。

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e-NV200の紹介動画