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テスラの苦戦はイーロンマスクの自己過信がもたらしている

テスラの株価が下落しているというニュースが入ってきた。
どうやら生産台数が思うようにいかず、幹部もやめていくという状況なようだ。
また優秀な技術者もGoogleの自動運転技術開発のウェイモに行ってしまうなど散々だ。

株価下落の主要因としては、去年発売したモデル3の大量生産化にあたり量産に慣れておらずてこずっているとのこと。
またシェア獲得のために赤字で車を作っているので赤字も拡大し製造資金がないという謎の状況になっている。

はっきり言ってしまおう。イーロンマスクは天才だ。

イーロンマスクが天才なのであってその下で働く人は天才ではない。
イーロンマスクは自分の有能感を彼の下で働く労働者たちも同じものを持っている考えている。
無理なスケジュールによって生産台数が目標に届かないという事態をもたらしている。

イーロンマスクは自己過信している。

自己を過信するまでなら結構なのだが、それを労働者や計画にまでハードルの高すぎるクオリティを求めている。
これでは働く人が幸せにならない。
一定の余裕がなければ生産性は向上しない。
労働者を無理やり働かせても単なる短期間のコストとして扱うことになるだけだ。
そのようなやり方では安全性も生産性も向上できるわけもなく
自己の成功体験からくる過信によりトラブルが連発してステークホルダーに見限られ、今回の株価下落を招いていると考える。

イーロンマスクの批判記事になってしまっているがさらに続けよう

なぜイーロンマスクがこんなにはちゃめちゃなのかが気になってしまったのでイーロンマスクの昔について調べてみた。
イーロンマスクは子供のころどうやらいじめられっ子だったらしい。
これが彼の原動力でありそしてこれが彼の欠点だ。
カルト的に推し進めるリーダーは何らかの鬱憤を持っている。
その鬱憤により破壊願望が生まれる。
そして傲慢な態度となり現れ、いじめられた対象に対して嫌悪感情を抱くようになる。
いじめられた対象が男性であるなら男性嫌悪になるのと同じ現象だ。
彼は才能がありトラウマにより突破力のある天才ではあるが精神的に未熟である。
そしてそれが彼の傲慢さを作り今回の事態を招いている。

結果論は成功かもしれないが商品としては最悪だ

彼は自分本位でやりたいことを推し進めているかもしれないが扱う商品は車だ。
結果論だけで言ってしまえば、無理なスケジュールを組むことにより資金を集め、生産にこぎつけることはでき彼がやりたいことというのは実現できる。

しかし彼がやりたいのは彼がやりたいことなのであってユーザーのニーズに合った車を作ることではない。
車という商品を扱う以上、安全性への配慮に抜かりがあれば一気に足をかけられる。
これがテスラの事故をもたらした要因になっているのではないかと考える。

車という安全性が重要な商品を作る以上未熟な経営者は不要だ

彼はイノベーティブなものを作る天才ではあるが、安全性が求められる保守的な商品を作る天才ではない。
この課題をクリアしなければテスラの未来はないと考えている。