古きよき外車のスポーツカーとも言えるメルセデス・ベンツ・300SL
世界で名を轟かせているメルセデス・ベンツはこんなスポーツカーも開発していた
多くの運転者が憧れる外車であるメルセデス・ベンツは、現代ではセダンやSUVしか思い浮かばないかもしれないが、実は昔、他では思いつかない操作性や動力にこだわったスポーツカーも開発していたのだ。1955年に特徴的なドアが付いたガルウィングクーペ、1957年には道路を走っている様子が絵になるロードスターなどが挙げられ、今でもその車のファンがたくさんいる。
タミヤ メルセデスベンツ 300SL
— もーにん (@bloodymaly5519) 2018年12月14日
完成〜!…してました。
なかなか昼間に時間がとれず朝の忙しい時間に撮影したもんで
指紋、ホコリを取り切らず撮影してしまった
また今度撮り直そ
…ってそのままなんだろうなぁ〜#今月作ったプラモ晒そうぜ
↑このタグ使ってみたかったのよ pic.twitter.com/tCGpoX6AiK
メルセデス・ベンツ「300SL」ガルウィングが3年前に約2億3,000万円で売られる 今日は何の日: #12月21日 を振り返る(Autoblog 日本版) - Y!ニュース https://t.co/cKbnOXpc32 #Yahooニュースアプリ
— Orca㌠@海外ビールおじさん (@Hackbesh) 2018年12月20日
Another @mercedesbenz 300sl ... all I want for Xmas? That one’s a stunner isn’t it... https://t.co/E0lv3Umjev pic.twitter.com/wEpXQ1SZvW
— Andrew Zimmern (@andrewzimmern) 2018年12月17日
まるで鳥が羽ばたいているようなドアが付いたガルウィングクーペ
今まで車に付いていたドアの常識を破るかのように、斬新な特徴が生かされた「ガルウィングドア」が加わった車が開発された。ちなみにそのドアは上に上げて開けると翼を広げたカモメのような形になり、決して珍しさを狙ったものではなく、レーシングカーであるがゆえに取りつけられた。タイヤを繋ぐ足回り・シャーシは軽いだけではなく強度もあって、結論から言えば乗り降りや快適性にはあまり気を配らずとにかく性能を最良なものにするよう優先したことが当てはまる。
V8の300SL。やばぃいいいいい。 https://t.co/DY3z6ra9AT
— ちょしちょし (@choshichoshi36) 2018年12月14日
Now live at BaT Auctions: 1956 Mercedes-Benz 300SL Gullwing https://t.co/POtVIqcUah pic.twitter.com/kNllob4y6I
— Bring a Trailer (@Bringatrailer) 2018年12月12日
スポーツカーレースに開発された300SLプロトタイプ
ベンツ自慢の自動車であるSクラスでも使われている「直列6気筒エンジン」を改良した燃料直接噴射装置はさ最高速度260 km/hをもたらした。もちろん実現するためには高度が技術が必要で、ガソリンが燃焼せずに悪影響を与えたこともある。
世界初のガソリン噴射エンジンを搭載する300SLクーペ /ロードスター
車両重量が大幅に増加して抑揚の付いたボディラインとなり、さらにはガソリン直噴エンジンを搭載して高級感があるのに走りが全く劣っていないので、風を切って走ることができる。ちなみにクーペとロードスターモデルでは、フロント周りのデザインやヘッドランプが異なっていて、ロードスタータイプでは昭和時代に活躍した俳優と歌手を兼業している石原裕次郎が愛用していたと言われる。
商業的に大きな成功をおさめた190SLも立派な300SLの一種
キャブレター式1.9L直列4気筒SOHCのM121エンジンを搭載したロードスターの一種・190SLは、前回紹介した300SLに比べると値段も格段に安く、特殊な設計が加えられているので比較的運転しやすいので、多くの人に受け入れられた。さらに300SLと190SLは軸とともに回転するドラムブレーキから金属の円盤をパッドで挟み込むことで走行を止めるディスクブレーキに変わった。
レーシングスポーツカーにふさわしいメルセデス・ベンツ・300SLRが登場
F1カーを基に構造した300LRは3リッター直列8気筒燃料直噴エンジンを搭載していて、後ろの3文字はドイツ語で「スポーツ・軽量・レーシングカー」を意味している。残念ながら一般向けに販売されずに、300SLの宣伝広報を行うために開発された。今まで紹介してきたごく普通の300SLとは何の関連もなく、世界スポーツカー選手権を制覇した実績もある。
何と300SLはグランプリレースで実力を大いに発揮した
第2次世界大戦が終わった後、メルセデス・ベンツは再び名誉あるグランプリレースに出場しようと決意した。その準備段階となる車が先ほど記述したような300SLプロトタイプで、エンジン出力は他の車に比べると劣るが、ボディ自体が軽量で空気抵抗が少なかったので、強敵が相手でも驚くべき成果を見せた。これぞまさにスポーツカーらしいこだわりや技術が生み出した賜物と言える。
In 1954 the Mercedes-Benz 300 SL was one of the most modern and expensive cars, costing about six times the average annual income of an industrial worker. It got the nickname "Gullwing" because the frame structure didnt allow for traditional doors #GrandBasel #MercedesBenz #300SL pic.twitter.com/fo1ySPtxKN
— Grand Basel (@grandbasel) 2018年12月19日
For $1 million and change you can pick up a Mercedes Benz 300SL Gullwing. Only 1,400 were ever made between 1954 and 1957. But remember, unlike other asset classes, classic cars are expensive to maintain, so aren’t a good hedge against inflation. — Darrin Woo pic.twitter.com/pvNDdYdEfb
— Michael (@OwuorMichael) 2018年12月15日
海外のオークションで4億865万円で落札された実績もある
今回紹介したメルセデス・ベンツ300SLは60年以上前にたった3,258台しか造られていないので、最寄りの中古車市場で売られていることなんてないに等しい。どうしても手に入れたいならオークションや個人売買が当てはまるが、価格がものすごく高いので入手するのは無理と言っていいほど難しい。ちなみに実際に行われた300SLのオークションでは、1955年型のクーペがおよそ2億5000万円で落札、さらには走行1372kmでほとんど新車と変わりないものが4億865万円で落札されたという驚愕の実績が残っている。
例えお金がなくて手に入れられなかったとしても、模型で雰囲気を感じる人もいる
ベンツ300SLは基本的に外車で現在ではごくわずかしかなく、あってもものすごく高価で取引されるのでとても一般庶民には手が出せない・・・と断念してしまう人も多い。そんな時はタミヤ模型から出ているメルセデス ベンツ 300SLのプラモデルを組み立ててみてはいかがだろうか。これは本物の車と比べると値段ははるかに安く、何より場所を取らない、そしてガルウィングやロードスターもきちんと模型になっているというメリットがあるので、車及び手で模型などを作るのが好きだという人に打ってつけだ。