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今では立派なプレミアムスポーツセダンとなっているスカイラインは昭和のものでも味わいがあった

日産自動車が今でも継続して販売しているスカイラインはドライビングの喜びを伝える

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2WDや4WDで登場していて、豊富なボディカラー、色んなエンジンが備わっている日産自慢の自動車・スカイラインは今でも多くの人が乗っていて、スポーツカーとセダンの要素を追求している。ちなみにこの車は平成に入ってからできたものではなく、昭和時代に誕生してそこから長い歴史を経て進化してここまできたことを忘れてはならない。

1957年、プリンス・スカイラインで堂々と世に進出した

一番最初のスカイラインは外車らしいセダンのような雰囲気をしていて、小型乗用車規格に合わせたものだった。直列4気筒OHV・1,484ccを搭載して60馬力の最高速度を時速125kmを発揮し、まさにスポーツカーの走りを取り入れたセダンと言える。翌年になるとマイナーチェンジが行われて皇太子明仁親王自ら運転する車として有名になった。

量販車の市場拡充を狙って小型ファミリーセダンとして開発された2代目

1963年に2代目となるS5型が誕生した。G1型直列4気筒OHV1,484ccエンジンを積んで最初は小型ファミリーセダンだったが後にスカイラインバンと変更され、翌年の第二回日本グランプリGTクラスに出場するためにさらなる改造を加え、現代では当たり前に使われる3万kmの無給油シャシーを始めて取り入れ、日産がプリンス自動車と合併したことによってニッサン・プリンス・スカイラインという名前になった。

フルモデルチェンジによって誕生し、ハコスカの愛称で親しまれた3代目

宣伝のCMやキャッチコピーでは「愛のスカイライン」という言葉が使われ、カップルでドライブに出かける時にふさわしいものへとフルモデルチェンジしたのが3代目・C10型。これはまたの名をハコスカとも呼び、高速道路を駆け抜けた時は多くの人から注目を集めた。さらにハコスカは女性仕様のオプションも加えられて、マイナーチェンジで新たな種類・GT-Xが追加された。

ロマンチックなCMで多くの人に広まりベストセラーになった4代目

4ドアセダンと2ドアハードトップ、そしてワゴンやバンの種類がある4代目・C110型は独自のおしゃれなCMによってケンメリ・ヨンメリの愛称で親しまれ、多くの人を引きつけた。これは社会現象にもなり車の基本構造は同じく日産で製造していたローレルと同じで、ボアアップした直列4気筒OHC1,600ccエンジン、フロント、リアにはそれぞれ適した構造を組み込んでいるので、販売台数は今までのスカイラインの中でも最高を記録した。

R34スカイラインGT-Rの内装は歴代最高の質感

もう一度ハコスカのよさをアピールできるように5代目は省燃費と高性能を両立

今度の5代目は、かつてハコスカの愛称で世間や車好きを賑わせた3代目に敬意を示して、5代目が生まれた。ボディは4代目のケンメリから大きく変えて、ハコスカとも呼ばれる3代目をちょっと進展させたものを取り入れ、L16S型などの3種類のエンジンを搭載した。1980年になるとLD28型ディーゼルエンジンを搭載した車種が出てきて高度なメカニズムを誇り、公害を押さえ静粛性を果たしたので、80年代にふさわしい新しいGTの姿を現実にした。

走りの性能にこだわった6代目は、スカイラインファンの期待に応えている

1981年になると「New愛のスカイライン」というキャッチフレーズで6代目が誕生した。最初はサイズを押さえてシャープな印象にして、続いては直列4気筒4バルブDOHC FJ20E型エンジンを搭載した「2000RS」や「エステート」が登場。1983年になるとエンジンルームにターボチャージャーが加わり史上最強のスカイラインとして認められる。

高級スポーティサルーンを目指して昭和が終わるギリギリまで生産された7代目

4ドアセダン・4ドアハードトップ・2ドアクーペ・ワゴンの4種類が生み出された7代目・R31型は新世代の
RB20系ユニットエンジンに変えたことや4輪独立操舵システム・HICASを取り入れたことでも有名だ。その後も幾度と色んな種類や特別仕様車、たった30台しかない希少車種などを製造してこの車の特性を人に伝えられるようにしたことが何よりの特徴だ。

8代目は昭和と平成の間を駆け抜けまたの名を新感覚スカイラインとも呼ばれた

1989年から1993年の間に誕生して活躍した8代目・R32型は今までに比べると重量感があるボディに見えるが全長をちょっと短くして走りも向上させたので、現代の主流である本格的スポーツセダンに一番近づいていると感じられる。もちろんマイナーチェンジによってより安全性に配慮したものへとアレンジもしている。

日産自慢の最高級グレードスポーツカー・スカイラインGT-Rも忘れず

またの名をハコスカともいう3代目C10型は、ボディだけではなくサーキットでの走行でも重点を置かれたことで有名だ。それをさらに進展させた車は色々あるが、GT-Rも知ってほしい。それはいつでも「究極のドライビングプレジャーの追求」を大切にしていて、現代でも高く評価されている。

何年もの時を経てついに13代目に突入したV37型は、未来へと繋がる

平成になってから何年たっても、日産スカイラインの需要は衰えない。それどころかとうとう2014年には13代目に突入した。この車には初めてのハイブリッドモデルや先進技術が使われて、貫禄があるボディカラーをまとって、運転した時に高揚感を味わえるようにしている。

2020年にGT-Rがフルモデルチェンジか

これぞまさにスカイラインの長い歴史が結集してここまでたどり着いたと実感できる。