大地を勇ましく駆け抜ける姿がカッコいい日産の四輪駆動車・サファリ
日本のクロスカントリー型四輪駆動車を世に広めたサファリには、こんな魅力がある
剛性が強いボディと荒れたオフロードでも走行できる性能を持つ日産・サファリは、スワヒリ語で狩猟・探検という意味の名前を持ち、長い間多くの人に役立っていたクロスカントリー車である。その特徴は従来通りの車では決して見られないような、野生の力が込められているようにも見える。
日産サファリのロングも乗ってました#日産#やっちゃえ日産 #日産好き pic.twitter.com/5QRvg1eLIb
— ばくら (@mari_jzx42) 2019年1月20日
気付いたら車検切れまで10日しかない。試走・撮影するのに、どうしても邪魔だった純正アクセサリーのバンパーガードをようやく撤去。
— CURIOUS編集室 (@CURIOUS_49) 2018年11月28日
当地では霊長類ヒト科にしか作用しないグリルガードも外したいところ。#キュリアス #日産サファリ pic.twitter.com/Iy5a3x3Trf
元々は、同じく日産で開発した4WD・パトロールが基本となっている
サファリの原型は、1951年に日産で生み出されたジープのような4WD・パトロールが当てはまる。これは左右にドアがなく直列6気筒ガソリンエンジンを搭載して、動力を分配するトランスミッションや副変速機も加わっていたので、のちに生産されるサファリの基本構造にありがたいものとなった。
発売されていた当時はトヨタのランドクルーザーといいライバル関係だった
この頃のクロスカントリー車はサファリだけにとどまらず、COBBYでも人気のトヨタ自慢のランドクルーザーも目立っていた。どちらも劣らない性能や力強い走りを見せつけたので、市場では熾烈な争いを繰り広げた。今でも中古車売り場でランドクルーザーとサファリが並んでいたら、どちらにしようか悩む人も多い。
消防、警察、JAF、軍隊など、色々な機関で役立っている
何とサファリは一般の家庭に向けた乗用車だけではなく、火事の時に欠かせない消防車、災害時で役立つ救援の車、警察のパトカー、高速道路外車、ロードサービスなどの業務を行う日本自動車連盟・JAF、国際連合、紛争地域でものすごく活躍している。その理由はやはり強い馬力を発揮でき、コンクリートで覆われていない荒れた道路も楽々進めることが挙げられる。
久留米市消防出初式
— 西九州 (@niitaka_sasho26) 2019年1月14日
中川原産業 ムーンスター久留米工場 自衛消防隊 日産サファリ BD-I pic.twitter.com/RbuSSlZ66k
愛知県警察中村警察署所属
— TZ (@sayakawa3838) 2018年7月8日
日産サファリ無線警ら車 pic.twitter.com/BxUahYIhJL
北部方面ヘリコプター隊 創隊50周年記念塗装の日産サファリ 航空電源車 pic.twitter.com/NEjS4xFHkQ
— マッシュ (@JmsdfMashu) 2018年7月1日
長年、吉井町の42分団で活躍してきた日産サファリ CD-I
— 西九州 (@niitaka_sasho26) 2018年10月27日
言うまでもなく語彙力を失う一台。
お役御免の前に拝むことができて本当に良かった。 pic.twitter.com/H4AScnKDk7
初代の頃から利便性や強い走りを果たしていた
1980年に初代・160型系が登場した。基本的な構造は4WDでどちらも最高出力95psが可能な1.8L直4SOHCガソリンNAのL18型と3.2L直6OHVディーゼルNAのSD33型エンジンが使われ、海外へ向けた輸出モデルもある。のちのマイナーチェンジでディーゼルエンジンに統一されたが、ターボチャージャーや5速MT仕様も加わり、一番後ろのドアは両開き扉になっているのでたくさんの利便性を生み出した。これを応用させて、先ほど記述したように色んな企業団体や人を救うのに役に立つ車が開発された。
#乗ってる車名と長所と短所書いてけ
— まめぞう (@Choizou) 2017年10月5日
日産サファリのここがいい
・つよい
・でかい
・トルク
日産サファリのここがダメ
・維持費無限
・燃料無限
・パワーウィンドウだけが無限に壊れる pic.twitter.com/93hRlDlC0B
色んなボディバリエーションを取りそろえた2代目は、より強い馬力を発揮
2代目・Y60型系にモデルチェンジしたサファリは、このために開発したフレームとサスペンションを取り入れているが、初代の部品をそのまま生かしている。今度も悪路を走破できるが舗装された道でも走れるオンロードやより向上した快適性が加わった。さらに4.2L直6OHVディーゼルNAのTD42型エンジンに切り替えて、駆動方式は前回と同じ4WDとなり、ATやディスク式ブレーキが装備された。種類もサファリバン・エクストラやハードトップ、スピリット、フォード・マベリック(オーストラリアのみで展開)が揃っている。
1985 日産サファリ ターボAD (160)
— 1988bmw520i (@1988bmw520i) 2017年12月5日
誰ですかこんなクルマの収録を提案された方は…控えめに言って最高です😍 #Forza7 pic.twitter.com/Cz0D5j6OyG
ボディサイズを拡大して新エンジンを搭載した3代目で、今までにない性能をアピール
オーストラリアの広い大地や中東砂漠を駆け抜けることも視野に入れた3代目は、1997年にモデルチェンジが行われたことで誕生した。搭載エンジンは日産が開発した直列6気筒のTB45E、TD42T、RD28ETiが最初に使われ、後に直列4気筒・DOHC・直噴ターボディーゼルエンジン・ZD30DDTi型に変わった。2002年に日本国内での生産販売を休止したが、マイナーチェンジで再び造られることとなり、今度は直列6気筒DOHC TB48DEエンジンとオートマチックトランスミッションを融合させ、これまでにない高い性能を取り込んで、サファリの素晴らしさをアピールした。そして2007年、あんなに力強く大地を駆け抜けていたサファリは、終わりを告げる。
国内では、一般ユーザー向けには市販されていなかった日産サファリのピックアップ仕様。
— 暁 サワー (@AKATSUKI_sour) 2017年12月31日
一部の自衛隊や飛行場で使用されてる例もあるらしいですが、普段身近に見られるというと、この電設関係の作業車くらいでは。
稀に、廃車された後の車体が海外向けの中古車市場に流れてるようで…#自美研 pic.twitter.com/choOBSluWL
日産サファリ、日本では平成19年まで販売した3代目。
— ナベ・じゅん (@Chiba_FunkyUnit) 2018年5月13日
より趣味性の高い2ドアは、途中でフェードアウト。全幅が2m近くあり全長は4.3mほどなので、面白い車だと思います。MTがいいな。#日産サファリ #Y61 #RV #日産パトロール #高速有鉛 pic.twitter.com/9eaKOOqDP6
高いクオリティを感じられるたくさんの機能や装備で、サファリの地位を確立した
今回紹介した日産・サファリはどこから見ても力強いボディと計り知れない走行性能、オンロードやオフロードにも対応できる4WD、環境に配慮している排出ガスのクリーン化、エアバッグの装備、内部にも収納場所となるラゲッジスペースや道案内に役立つナビゲーションシステムが使われているので、まさに日産が誇る車の名誉となった。
販売を完全に終了しても、復刻を望む声が上がっている
日本国内でサファリの生産が終わってしまっても、原型の車・パトロールは海外で走り回っている。あの独自の走りやどんな道でも対応できる性能は多くの人の心をわしづかみにしたので、終了は非常に名残惜しいものだった。中古車市場でもごくまれにしか見かけなくなったので、また日産で新車サファリを開発してくれないだろうかと強く切望する人も、少なくないはずだ。そして今度進出する時は衝突を避ける安全機能、低燃費の実現を加えて欲しい。