とにかく全てにこだわりを詰め込んだダイハツ自慢のコンパクトカー・シャレード
コンソルテの後継となるように製造されたシャレード
1969年に誕生して1977年まで活躍したダイハツの普通車・コンソルテは販売が終了してもシャレードという車種に生まれ変わった。当時は欧州各国で前輪駆動(FF)を生かした小型車の開発に力を入れていて、日本もそれに応えようとしていたので、シャレードはその要素を取り入れた。具体的に説明すると広い室内空間と3気筒のCB型1.0Lエンジンによる駆動を併せ持つ新たな小型車(コンパクトカー)を目指したことが挙げられる。現在でもCOBBYのランキングにある通り、リッターカーは人気カテゴリーになっている。
初代は新たな小型車の方向性を確立することを目指した
一番初めのシャレードは1977年に誕生して、4ストローク直列3気筒エンジンと振動抑制対策を加えていることを始め、値段も普通車なのに軽自動車とあまり変わりなく燃費性能にもこだわっていたので1978年にカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した実績もある。さらにシャレードはこれまで出回っていた日本の大衆車とは一味も二味も違う特徴が込められたことを実感できるのも特徴。
元旦夜から猿初め! 復活した #どこでも最速 の #飯田勇樹 さんの #古のポンコツシャレード にコテンパンにやられました! #顔が左右対称 だし走りもカッコイイ!! シャレードかっこいい◎ pic.twitter.com/dEMSvhalK5
— なが とも (@Tomo_nb8008) 2019年1月1日
日本グランプリに参加して、その性能を発揮したこともあった
先ほど紹介した初代シャレードはレーシングカー仕様も開発されて、日本グランプリに参加した経験もある。レース中では十分な動力性能を発揮して見事に優勝を収めたのでさらに注目を集めて、モナコで行われるモンテカルロラリーに参加してほしいとオファーも来た。
またの名をシャレード・ターボとも言うシャレード・デ・トマソも登場
1981年になるとシャレードをちょっと進化させたシャレード・デ・トマソが登場した。これはダイハツ独自での開発ではなく、欧州自動車メーカーと協力して開発したスペシャル仕様の車で、ボディ全体に情熱的な赤色が使われ、内装には黒の本革を生かしたシートやハンドルが加わり、肝心のエンジンは3気筒OHCターボが搭載され、まさにこだわりが詰まった高級車のような印象となったのだ。
飯田さんのシャレード、史上最速のダイハツ車だった pic.twitter.com/2cxZKKlH3y
— なぜ皆マーフィーと呼ぶのか? (@MurphySOHC16V) 2019年1月1日
ディーゼルターボエンジンを搭載するなど設計を発展させてついに2代目に突入した
全高を以前より高くし5速ミッションを始めて採用して、ターボエンジンだけではなくディーゼルエンジンが搭載したモデルもある2代目は、1983年に登場して人々を驚かせて自動車市場で成功を収めた。さらにこの車は外側のボディや内側のシートが真っ白なフルホワイト仕様や排気量が押さえているのにすごいスピードが出せる926ターボ、パワートレインをDOHC12に変更したけれど残念ながら販売に至らなかったデ・トマソ926Rも登場してより賑わいを見せた。
1985年の東京モーターショウーにて私ベースにMR化された926Rよ
— ダイハツ シャレード bot (@bot_CHARADE) 2019年1月8日
製品化はされなかったのよね・・・・ pic.twitter.com/Banx5SvWf6
シャレード926ターボ
— ダイハツ シャレード bot (@bot_CHARADE) 2019年1月9日
ホモロゲーション用のラリーベース車
X4の歴史を作った最初の車よ pic.twitter.com/o95KbTrkLH
しゃれたスタイリングを取り入れて、3代目にフルモデルチェンジ
今度のシャレードは少し膨らみを持たせたおしゃれなボディを取り入れて、SOHC6バルブ・シングルキャブレターとSOHC6バルブターボエンジンを搭載した。これは実用性の高さと見た目の斬新さが融合して、走りをより楽しくするという要素が込められている。もちろんいくつかのマイナーチェンジも行われて、4WDも追加された。
ボディサイズとエンジンに力を入れた4代目で、シャレードは完全に幕を閉じた
車体そのものが大きくなってエンジンもHC型1.3L・91PSのみが搭載された4代目は、バブル時代に開発が行われてインテリア・装備品・走行性能がよりよいものだった。豊富な種類を取り揃えていてマイナーチェンジで所々をリニューアルしたが、2000年に同じくダイハツで製造した小型自動車・ストーリアにまとめられることになって、とうとう23年間も続いたシャレードの歴史は終わることになった。
ストーリアは誇り高きシャレードの後継車に該当する
シャレードが終わってしまっても、ストーリアという小型自動車に受け継がれている。グレードは「1000CL」「1000CX」「1300CX」「1300CZ」「ツーリング」が挙げられ、特別仕様車のミラノや限定車となるツーリング・リミテッド2WDが登場したことを始め、EJ-DE型、EJ-VE型エンジンも搭載されたのでこれはまさにシャレードの最高級を誇っていると言える。
ウチのじいちゃんストーリアX4乗ってるけど
— 優斗 (@GoSEB_ichiban) 2019年1月4日
どんな車?って友達によく聞かれるからこの写真見せるようにしてる。 pic.twitter.com/RfrgMZ941W
白馬からの帰りに、ストーリアX4とストーリア1.3ツーリングがランデブーしてて激アツでした pic.twitter.com/T4O17R0j91
— qaz/進捗80% (@BLUE_STEEL_11) 2019年1月1日
名を馳せたシャレード・トマソは2017年に現代仕様でよみがえった
2017年に幕張メッセで開かれた東京オートサロンで、ダイハツのSPORZA(スポルザ)が展示された。これは往年に活躍したシャレード・トマソをより現代らしく進展させた車で、ボディ全体が赤と黒で情熱的にまとまっていて、力強くスポーティーな軽自動車に見えるのが特徴。
今日は猿初めでした‼️
— 飯田 (@tama7055) 2019年1月1日
まさかのマーフィさんも近くにいたので年の始めから奇跡のデトマソオフ!6年ぶりくらいにノーマルのシャレード運転出来て懐かくて感動した🐵
肝心の自分のほうのクルマはぼちぼちな仕上がりっぽいです(^○^)
あとは煮詰めですかね~
お猿の皆様今年もよろしくお願いいたします~ pic.twitter.com/Q4DOCtemQM
結論から言えば、往年のシャレードは先進技術を取り入れたダイハツの名車である
今回紹介したダイハツのシャレードは、コンパクトなボディ及び画期的な技術を取り入れたおかげで多くの人に親しまれる小型の大衆車として名を馳せた。この功績は現在行われているダイハツの自動車開発にも生かされているので、これから来るであろうダイハツ自動車の未来に貢献していると実感する。