多くのドライバーを引きつけた味わいのあるセダン車で有名だった日産・ローレル
大人の気品が感じられるローレル
固定用更新、
— ぬっくん@6354 (@nuno_laurel33) 2018年12月11日
c33 ローレル
メダリストセレクションSに乗ってます。イメージカラーのダークグリーンメタリック。後期ですがホイールのみ謎の拘りで前期ですw pic.twitter.com/1u5YOD5BWt
解体屋にC33ローレルとEFシビックセダンが…。
— カリーナED(ST162) (@st162_4door_ht) 2018年12月9日
C33は前期のグリニッシュシルバー・メタリックかな? ローレルは昔から好きだから気になる(^^; pic.twitter.com/8HJYRJ4NiU
日産が誇る「ハイオーナーカー」にふさわしいローレルにはこんな魅力があった
昭和時代の道路を駆け抜けていた日産自動車のローレルは、1968年から2003年にかけて製造・販売されており、たくさんの車好きを引きつけていた高級セダン車だ。見た目や内装は外車にも負けないくらい洗練されていて、仕事にも遊びにも使えるような性能を兼ね備えていて、何より大人の気品が感じられるのが特徴だ。
1968年に発売された初代 C30型系はいかにもオーナーカーらしくなるように工夫した
病的にBCNR33純正アルミ好きだから倉庫にしまっとくのもったいないよなぁー。それならついでに前後純正ブレンボ流用して・・・
— たなか (@vLX7rbesJn4BF8b) 2018年12月16日
っていくらでも妄想できるのが流用チューン豊富なローレルの魅力。 pic.twitter.com/9lYJ9kOw59
C34 ローレル オプションカタログ pic.twitter.com/MKlkB6ZR37
— 自動車カタログ収集記 (@71qORSJQumjqqe3) 2018年12月12日
昭和43年4月に発売されたローレルは、同じく日産で製造・発売していたセドリックという車とは全く性格が異なる構造だった。予定していた搭載エンジンを変更したり、四輪独立懸架方式を取り入れたりすることで従来通りのマイカーとは少し高いグレードになるように色々考案したのだ。さらに1970年になると窓同士の境目にあるピラーを取り外して、強い馬力を出すエンジン、燃料と空気を混ぜて動力にするキャブレターという装置を取り入れたり、ブレーキランプとどちらに曲がるのかを示す方向指示器ランプも大いに改良した。そして1971年には2000ccの排気量が加わることとなった。
C130型に大きくモデルチェンジした2代目は排出ガス規制にきちんと対応
1972年になるとローレルはC130型に生まれ変わった。共通した基本設計と特色が異なる2種類のボディがあって、今でも昔走っていた昭和の車が好きな人に人気がある。搭載されているエンジンはSUツインキャブや直列6気筒のL20型があり、1973年には初めての3ナンバー車を取り入れ、2600SGLというL26型エンジンも搭載した。そして1973年から始まった昭和50年自動車排出ガス規制に応えるためにエンジンを変更して、1976年にはL20E型エンジンがその規制にきちんと適合するようになった。
重圧感をアピールした3代目・C230型系はVIPや貴賓を送り迎えするのにふさわしい
そして3代目に突入すると、より豪華な外観と内装を併せ持ってますますハイオーナーカーという言葉がふさわしくなった。ボディはシャープな直線でまとめられていて、それにふさわしいイメージキャラクターやCMソングが適用された。またこの車には「深紅のローレル」という特別限定車や電動サンルーフを加えられる要素もあったのだ。
1980年代になると、今までのローレルを覆すかのような工夫が加わった
ローレルを見ました素晴らしかったです。
— marawy (@marawy66739682) 2018年12月9日
たまに東北から出るのも大切だと思いました#ローレル#スタンスネーション pic.twitter.com/dtI5TYmybH
あのケツローレルかな!?
— ミラさん!湾岸練習中 (@Kotomine_01) 2018年12月17日
っておもったらローレルやぁ!! pic.twitter.com/uS8bgmcVvV
Ⅽ31型の4代目に進展すると、『アウトバーンの旋風(かぜ)』というキャッチフレーズが使われ、ヨーロッパの外車のようなボディや、初めて搭載されるターボエンジンや4気筒と6気筒があるディーゼルエンジンが取り入れられた。この後も何度か改良が加えられて、マイナーチェンジを行い50スぺシャルやジバンシィバージョンという特別仕様車も開発してますます知名度を上げていった。
C32型にモデルチェンジした5代目はセダンだけではなくディーゼル車もある
1984年にまた新しいものにモデルチェンジしたローレルは、アメリカ車のデザインを取り入れて世界初の電動格納式ドアミラーが付けられ、その後もいくつかの改良やスーパーセレクションシリーズが加えられて前期と後期で特色が大きく異なるものとなった。
ちなみにセダン車はアジア各国に展開して、ディーゼル車はヨーロッパに展開している。
栃木工場で誕生した6代目・C33型系は対策や教習車仕様に力を入れて売り上げを伸ばした
セカンドカー買いました✌🏻
— りゅん (@LOUD_Laurel_R1Z) 2018年12月16日
ローレル愛パナい。オートマやけど✌🏻笑 pic.twitter.com/WUhXV2rAX8
1988年に発表されて翌年に発売されたC33型系は最後のピラーレスハードトップドアとなり、リアマルチリンクサスペンションが取り入れられ、RD28型6気筒ディーゼルを搭載し、「時代のまんなかにいます」というキャッチフレーズも生み出した。さらに1990年代になるとダイレクトクロームメッキによる火山灰対策や自動車教習用のディーゼルモデルも考案し、1992年には200万台もの生産数を達成した実績がある。
製造工場を移動してとうとう7代目のC34型系に突入した
1993年になると全ての車種が3ナンバーとなり、「すっきりがいい。1993年と新しいローレル」というキャッチフレーズを掲げて、衝突した時の安全性を確保するためにボディデザインも大幅に変更した。載せるエンジンはRB型になりABS(アンチロックブレーキシステム)や今の速度を示すメーターが自ら光る仕組み、欧州の高級車で採用されているハンドル形状も採用している。さらにこの年は日産が誕生して60周年の節目を迎えたので、それを記念するキーも備え付けられているのが特徴。
1997年から2003年に活躍した8代目でようやくローレルの長い歴史に幕を下ろした
1997年に再びモデルチェンジを行い、躍動感を強調したボディデザイン・4速ATのみのトランスミッションとなり、さらには独自のマニュアルモード付オートマチックが採用された。その後マイナーチェンジでプレミアシリーズが製造されたが、新たに出された排出ガス規制に対応できなくなったため、もうこれ以上の生産をやめることにした。そして2003年の2月になると、完全にローレルは販売終了となってしまった。
しかし若い頃を日産ローレルとともに過ごした方は、例えもう販売されなくなってもローレルは大切な思い出だと感じているはずだ。